彼岸を境に一気に夏の空気が入れ替わりました。もう気温35度を超す猛暑日はなくなり、30度の真夏日の予報はあるものの、徐々に秋が進むはずです。地震から立ち直りつつある矢先の集中豪雨で、被災された能登の方にはお見舞い申し上げます。
神鍋山野草を愛でる会の9月例会は、久しぶりに地元溶岩流を観察しました。中間点の栃本から右岸を観察しながら石井まで下り、今度は左岸を遡りました。去りゆく夏を惜しみながら、来る秋に期待する微妙な気持ちです。
神鍋溶岩流コースマップ → ダウンロード - b3e2d26b86e8baa1c279e88d81a79231.pdf
アキノノゲシ & ボタンヅル
ヤマノイモのムカゴ & 花と種
マルバルコウソウ & クズの実
ヤブマメ & オオブタクサ(花粉症の元)
ヒレタゴボウ & キツネノマゴ
ツリフネソウ & ヒヨドリバナ
ツルニンジン & ツクバネ
ヤブツバキの実 & ヤマジノホトトギス
クサギ & オトコエシ
ススキ & 茶の花
溶岩流の滝と流れ
ギボウシ & ツルボ
招かれざる客(ヤマビル)
午前中の観察の中で、右岸道でヤマビル被害にあったようです。2日前からの雨が影響したのか、足下から忍び寄ってきたのでしょう。
6人ほどが被害に遭いました。塩水や塩が有効なので、この時期は持参することをお勧めします。
弁当は但馬ドームの芝生グラウンドの観覧席に座っていただきました。涼しい秋の風に心地よさを感じました。
但馬ドーム移植地の草取り整備
しっかり根付いたタジマタムラソウ & ミスミソウ
但馬ドーム森林浴ウオーキングマップ(拡大してご覧ください)
案内板 & 館長の案内による森林浴ウオーク体験
森林浴ウオークコースは、薄暗い森から必要な伐採をおこない半日蔭の環境を作るなど多様な植物が育ちやすい環境を目指されています。
それぞれのスポットには、シナノキ、ヒノキ、ホオノキ、コナラ、オオモミジ、アカイタヤ、ミズメなどシンボルツリーの名がつけられています。
落葉の雑木林を抜ける道は、整備が続けられ、さらに安心して利用できるようになるでしょう。但馬ドームはインドアスポーツだけでなく、ドーム周辺の森や林を活用して神鍋固有種も育て守りながら、アウトドアアクティビティの一つとして家族で利用できることを目指されています。
「神鍋山野草を愛でる会」の例会は年十数回に渡り、高齢化が進む中で活動中の事故や急病のリスクが軽視できなくなりました。緊急時の連絡に必要な最低限の情報を所持する必要があります。写真のように吊り下げ名札の裏側に「緊急連絡カード」を着用することにしました。
次回例会は10月8日(火)を予定しています。 ( izayamiki )
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