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2022年6月

2022年6月28日 (火)

2022 6月例会(竹野町床瀬~三原)

関東甲信、東海、九州南部に続き、九州北部・四国・中国・近畿・北陸が梅雨明けとなりました。梅雨の平均期間は43日から50日間なので、今年の2週間は統計開始以来の記録となりました。

6月末の例会は、
床瀬狗留尊仏付近の駐車場に集合し、県道135号村岡床瀬線を峠のピークから三原方面へ下りながら観察しました。
豊岡市では連続の真夏日が予想されますが、実施に当たって・・・・
①観察は比較的高地で涼しい場所②ピークの東屋まで乗り合わせで車で移動でき、三原入り口まで3時間の下りで負担が少ない③県道は周りの樹木が覆い被さって日陰が多い④終点に車をデポし、起点の駐車場まで無理なく帰着できる。
実際にIさんが持参の温度計で測ると、午前中は28度、午後でも31度で、豊岡市街地と大違いでした。昼食時も谷から吹きあがる涼しい風が心地よく感じられました。

「愛でる会」も年を重ね、花だけを愛でるのではなく、「春に花を咲かせ、夏に葉の色を濃くし実をつけ、秋になって実や葉を彩り、冬に葉を落とす」植物の自然の営みを楽しむようになりました。
床瀬~三原に抜ける県道は、蕾から花へ、葉を茂らせ実になっていく変化が楽しめる場所です。

緑のトンネルを行く & 林道から三原集落を望む
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アカメガシワの雌花と雄花
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リョウブ & フサザクラ
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クマシデ & クロモジ
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キブシ & アカショウマ
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クマノミズキ & ヤブデマリ
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オニグルミ & アオツヅラフジ 
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ナナカマド & マルバマンサク
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ノリウツギ & サンキライ
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ギボウシ & ツリバナ
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ハナイカダ & モミジカラスウリ
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ミヤマハハソ & ヤマアジサイ
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ミツバアケビ & イワガラミ
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ミツバツチグリ & タジマタムラソウ・シライトソウ
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ギンリョウソウ & アセビ
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クジャクシダ & チャセンシダ
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ウツギの花と実 & オトギリソウ
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オカトラノオ & 受粉が終わったクリ
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ウバユリ & ヤマジノホトトギス
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ハエドクソウ & ウリカエデ
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イイギリ & ネムノキ
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今日の豊岡市の気温は36.7度、近畿で一番高く、明日は38度が予報されています。
梅雨明けは待ち遠しいものですが、あっけなく終わるとなると反動が気になります。
梅雨のないはずの北海道で雨が続く、降るはずの雨が少ないことによる農作物への影響、そして夏場の水不足などなど。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」、なんでもほどほどが望まれます。

当地の「ネムの花が咲くと小豆を播く」という農作業の目安も、温暖化の影響か半月以上も早いと役に立たなくなりますね

 

            ( izayamiki  )






2022年6月21日 (火)

本格的な梅雨入り植物は喜んでいます

夏至昼が一番長い季節樹木は年輪で時を刻み平和を望む植物。

温暖化で鹿の被害に会い絶滅する姿を見る時  世界的規模で

対策を取り組む時代に 戦争を選択する気持ちは理解できない。

 

※まず初めに特定の植物と共生する平和的な昆虫 2種の紹介

※ジンガサハムシはヒルガオの葉の中央部に小さな穴を空ける

食草で  陣笠(ジンガサ)に似た透明で昼間は金色に輝く

普通上から見た姿と  ヒルガオの葉が食べられた跡

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虫かごに入れ腹から写真 紹介した人全員が初めて見る昆虫

8ミリぐらいの大きさで餌を食べた後 元気に飛び立ちました。

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※ 4月から飼っている蚕は桑の葉をひたすら食べて6月やっと

繭玉を作り 途中玉を振るとコト、コトと音がしてサナギになる

音がしなくなると脱皮し穴が開き蚕の成虫カイコガが誕生した

真っ先にしたことは黄色い排出物を出し 羽が大きく成長する

左は一番早く出たガ 3日目に右は2番目 5個のガが誕生したが

どれが♂♀わからないが  雌がフェロモンを出し 誘われて

雄が羽を振って交尾するようです 5時間ぐらい続くようです。

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繭から素早く出るものや穴は空くが胴体大きく難産で私がハサミで

切り出すもの等 世話が掛かりますしかし何も食べずに次は♂♀交尾

して卵迄観察したいのですが 1匹は猛烈にアピールするが失敗です

同性同志だったのか 10個の繭ではダメなのか一番遅く小さな繭選ん

だ. 5個は繭のままです 繭を作った日を記録すれば良かったのか?

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奈良時代から養蚕が行われ平安時代には39か国に絹を輸出してきた

古代から受け継がれた技術と文化に触れ 飼いならされたカイコガは

飛ぶことは無い。日本の伝統産業 次回を楽しみに待ってください。

 

※神鍋高原の自然界では絶滅した サンカヨウ 5月例会はハチ北で

観察した 6月梅雨入りしてO様から一株頂いて 万場 鹿の被害が

及ばないエリアに移設しました. 道路側溝に積もった土砂も撤去した

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最近の花 紹介

ネギの仲間アサツキとノビル花の付き方に特長があります

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マツブサ           オモト

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カキツバタ 鹿の被害で絶滅    ミゾホウズキ

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クモキリソウ         ラン科独特の花弁

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 ホタルブクロ        コモチマンネングサ

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オカタツナミソウ       アカシデの若実

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ギンリョウソウ&イチヤクソウ

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ねばりあるノアザミにモンキチョウ&冷気が出る場所キキョウ

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ツルアリドウシ  &  9月実は1個で2つの花跡が見える

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間もなく満開を迎える景色

クマノミズキ         ヒメジオン群生

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28日 三原例会 昔 気多郡のエリアで東河内と交流していた

           (izumi)

 

 

2022年6月14日 (火)

2022 6月例会(神鍋山・オオキンケイギクの駆除)

関西も「梅雨入りしたものと思われる」と発表されました。
いよいよ本格的な雨の時期となりました。心配されるのは、近年相次ぐ梅雨末期の豪雨災害です。梅雨の平均期間は43日から50日間、春と夏の間にもう一つの季節があるようなものです。
予報通り朝から雨となりましたが、しっとり水分を含んだ野草も風情があるものです。

豊岡市全戸回覧
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6月は毎年取り組んでいる「特定外来生物」のオオキンケイギクの駆除と併せて神鍋山周辺を観察します。
オオキンケイギクは、5月から7月にかけて黄色の花を咲かせ、道ばたや空き地で目立つようにになりました。
繁殖力が強いため,わが国本来の植生に重大な悪影響を与える恐れがあるので「特定外来生物」に指定され、人為的に拡散させる原因となるような行為(栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外へ放つことなど)が原則禁止されます。

道ばたや空き地に黄色い花が目立つ豊岡市でも全戸回覧を通じて注意喚起しています。
神鍋高原でもいつの頃か目立つようになりました。
「愛でる会」では2015年から「オオキンケイギクの駆除(神戸新聞記事)」取り組んでいます。


神鍋山のオオキンケイギクの駆除
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併せて梅雨時期の山野草の観察を行ないます。水分を含んだ草木や花・実も色気があり魅力的です。

アカバナユウゲショウ & アジサイ
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クリ:手前の雌花が受粉して実となる & ドクダミ
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イワガラミ & ヤマツツジ
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ウツボグサ & コウゾ(実)
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アクシバ & サンキライ(実)
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キイチゴ & ナツハゼ
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ヤマアジサイ & ノイバラ
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ミヤマナルコユリ & ヤブレガサ
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クララ & カワラナデシコ
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アサツキ & ノビル実
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シナノキ大木とヘラに花穂
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クワの実 & ウツギ
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シンジュ & チャンチン
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ササユリ
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サイハイラン & ニワフジ
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センダン
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センダン(栴檀)の木と花を見たのは初めてで、近づくとよい香りがします。
「栴檀は双葉より芳し」の言葉があります。大成する人は幼少のときからすぐれているというたとえです。
私の学んだ府中小学校校歌第3番の歌詞です。卒業後60数年経って始めて意味が分かりました。
    (略)♪  香りも高き せんだんの
         希望に生きる 双葉こそ
         府中 府中 府中小学校  ♪

本日のサプライズ(ジンガサハムシ)車のダッシュボードにとまる        
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次回の観察は6月28日(火)、床瀬・三原方面を観察する予定です。

                                    ( izayamiki )

 

 

2022年6月 7日 (火)

梅雨入りか 6月の花が楽しめます

両性花は一つの花に雄蕊、雌しべが有るものをいいますが

雌雄別株のサルナシが咲き、初めて両性花に出会いました

黒い雄蕊だけの花&両性花雌しべも付く両性花

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じっくり見ると 不思議発見です。

2014年金山廃村で 地面に落下していた実を人博覧の先生から

チャンチン?と言われ 山渓図鑑で調べても掲載されていず

放置してきましたが今年3月西気地区の山で 実を確認し急に

探求したくなり 何回となく調査しても 木の特定が出来ず

悩んでいると 牧野図鑑に掲載されていました、今はネット

検索で名前が解れば 十分参考になります後は本体を確認のみ

牧野図鑑       実の写真 7月の花が楽しみ

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牧野富太郎の兵庫県や但馬での活躍紹介記事参考まで

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来年4月放送が楽しみですね 但馬出身の橋本光政図鑑より

センダン科の仲間で 神鍋にも今咲いているセンダンの花

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6月 一番美しい花が咲き出しました この花は直ぐ終わりそうです

ウリノキ&イボタノキ

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サイハイラン&ツルマサキ

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蘇武登山で撮ったブナの新芽 全て食べ尽くされ ブナ林が多い

この地域では新しい幼木を見たことが無い 笹を含め下草が無い

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最近見た珍しい昆虫

ウスバシロチョウ&ジンガサハムシ名前調べて頂きました。

ゆったりと飛ぶ蝶&金色に輝く7㎜程のハムシ科 初めての昆虫

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外来種のブタナも群生し地面を塞ぐ最後は綿毛で飛び散ります

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ブタナ   &  ニワトコ実

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ナツハゼ&小さな4弁カナビキソウ

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蚕のその後 4月29日3㎜で200匹近い蚕を飼い始めましたが

今は全てが繭を作り 静かな日々です。 6月6日現在写真です

170個は東京の娘に送ります,  8個は観察用に残しました。

あと2週間ほどで繭から脱出しメスがオスを引き寄せ交尾して

卵産むまで 観察続けます。10回以上の変化を4か月楽しめます

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色の違いや 振ると幼虫の音がするが 中には小さいカイコが

小さな繭を作った左下の様子 ♂と♀の区別がつかず一発勝負

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育ちの悪い繭を割ると脱皮した殻~蛹(サナギ)殻を脱ぎ脱皮して

蛾に近い姿 蚕で繭を作らず亡くなるもの5匹可哀そうでした

 

来週14日は神鍋山のオオキンケイギク除去を予定しています

             (izumi)

 

 

    

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