2022 6月例会(竹野町床瀬~三原)
関東甲信、東海、九州南部に続き、九州北部・四国・中国・近畿・北陸が梅雨明けとなりました。梅雨の平均期間は43日から50日間なので、今年の2週間は統計開始以来の記録となりました。
6月末の例会は、床瀬狗留尊仏付近の駐車場に集合し、県道135号村岡床瀬線を峠のピークから三原方面へ下りながら観察しました。
豊岡市では連続の真夏日が予想されますが、実施に当たって・・・・
①観察は比較的高地で涼しい場所②ピークの東屋まで乗り合わせで車で移動でき、三原入り口まで3時間の下りで負担が少ない③県道は周りの樹木が覆い被さって日陰が多い④終点に車をデポし、起点の駐車場まで無理なく帰着できる。
実際にIさんが持参の温度計で測ると、午前中は28度、午後でも31度で、豊岡市街地と大違いでした。昼食時も谷から吹きあがる涼しい風が心地よく感じられました。
「愛でる会」も年を重ね、花だけを愛でるのではなく、「春に花を咲かせ、夏に葉の色を濃くし実をつけ、秋になって実や葉を彩り、冬に葉を落とす」植物の自然の営みを楽しむようになりました。
床瀬~三原に抜ける県道は、蕾から花へ、葉を茂らせ実になっていく変化が楽しめる場所です。
緑のトンネルを行く & 林道から三原集落を望む
アカメガシワの雌花と雄花
リョウブ & フサザクラ
クマシデ & クロモジ
キブシ & アカショウマ
クマノミズキ & ヤブデマリ
オニグルミ & アオツヅラフジ
ナナカマド & マルバマンサク
ノリウツギ & サンキライ
ギボウシ & ツリバナ
ハナイカダ & モミジカラスウリ
ミヤマハハソ & ヤマアジサイ
ミツバアケビ & イワガラミ
ミツバツチグリ & タジマタムラソウ・シライトソウ
ギンリョウソウ & アセビ
クジャクシダ & チャセンシダ
ウツギの花と実 & オトギリソウ
オカトラノオ & 受粉が終わったクリ
ウバユリ & ヤマジノホトトギス
ハエドクソウ & ウリカエデ
イイギリ & ネムノキ
今日の豊岡市の気温は36.7度、近畿で一番高く、明日は38度が予報されています。
梅雨明けは待ち遠しいものですが、あっけなく終わるとなると反動が気になります。
梅雨のないはずの北海道で雨が続く、降るはずの雨が少ないことによる農作物への影響、そして夏場の水不足などなど。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」、なんでもほどほどが望まれます。
当地の「ネムの花が咲くと小豆を播く」という農作業の目安も、温暖化の影響か半月以上も早いと役に立たなくなりますね
( izayamiki )