アスナロの巨木に出合った
そこは古墳の様な こんもりとした 5m程の高さがあり常緑樹が茂った
14m×10mの広さで 民家の直ぐ側で荒地に囲まれ鹿の被害が無い様だ
日高町の森林面積は町全体73%を占め 其の内 自然林と人工林に分けられ
自然林の割合が但馬の中では最も高い町です、自然林にはブナ林を始め
トチノキ林,アカマツ林,オニグルミ,カツラ,ヤブツバキ林,ナツツバキ,シャクナゲ林
そして神鍋渓谷公園アスナロ林は規模も大きく貴重なので群生地は兵庫県の
天然記念物に指定されていますが、これ程大きな大木は見たことが無く
但馬では巨木に入ります
主な樹木の配置 アスナロ 葉 左表 右裏面(ヒノキ科)
常緑植物が 育ち生物の集いの場所になり 幹回り2mを超える大木で驚きました
古墳時代から 何百年も 生き抜いているとしたら 大切にしなければならない
3日ほど通い 20種を超える 植物と出合い 真冬でも楽しい一時を過ごしています
花は無くても葉の形で調べる方法もあります 落葉樹のクリ,サクラ,モミジ以外
アオキ 鹿の被害無い(ミズキ科) エゾユズリハ(ユズリハ科)
イヌツゲとツゲ や イヌガヤとハイイヌガヤの違いも解りました
イヌツゲ葉互生(モチノキ科)黒実 ハイイヌガヤ(イヌガヤ科)
アセビ 花芽(ツツジ科) ヒサカキの花芽(ツバキ科)
タラヨウ青い実 郵便の木(モチノキ科) ヤブツバキ 蕾(ツバキ科)
クマザサ(イネ科)花はめったに見られない ソヨゴ(モチノキ科)
ヤブコウジ赤実 小鳥に食べられる(サクラソウ科) ジャノヒゲ青実(キジカクシ科)
アキノキリンソウ花後枯れる イタドリ切り株 軽くて杖に使われる(タデ科)
イタドリ、タラヨウ、ハイイヌガヤ、イヌツゲ,アオキ,ソヨゴ等 多くの雌雄別株が有ることに驚く
オモト赤実 フユヅタ(キズタ)実花は10月(ウコギ科)
クリ(ブナ科)の木にノキシノブ ヤブラン葉(キジカクシ科)
ヒガンバナの葉 タラノキ芽(ウコギ科)
動物の巣 風雨雪や天敵からの避難場所 カマキリの卵大雪を予想?
頂点に鎮座している石像 溶岩(玄武岩)を使用してむきだしている
唯一の花 タネツケバナ ムラサキサギゴケ
アケビ(5葉) 最後全体 小さなエリアの植物観察
草の葉ではロゼットで過ごす セイヨウタンポポ、スズメノヤリが目立ちます
花中心の観察では竹や笹はめったに咲きません エリアを決めて観察するのも
植物観察の 感動や楽しみがあります。 積雪は無く歩きやすい高原です。
(izumi)
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