2019 10月例会 ブリ火山
神鍋高原で見つかっている6つの火山は、・・・約70万年前の西気火山の活動に始まり、以後大机(おつくえ)火山、ブリ火山、太田火山、清滝(きよたき)火山へと続き、最も新しい神鍋火山の噴火まで断続的だったことがわかっています。玄武岩の溶岩は流れやすいため、稲葉(いなんば)川に沿って円山川まで溶岩流となって流れ下りました。(日高神鍋観光協会 神鍋の歴史から)
神鍋山が一番新しくて約25,000年前、ブリ火山は3番目に古く17万年前から18万年前に誕生したと言われます。
神鍋高原道に繋がる道で、大岡山の横に位置しアンテナが立つ山がブリ山で、名の由来は不明です。
10月例会は初めてこのブリ火山周辺を観察しました。
ヤブミョウガ実 と サラシナショウマ蕾
ホソバウンラン と ツルドクダミ
チャの木 と シオン
シラヤマギク と ノコンギク
ツリフネソウ と チジミザサ
ホウズキ
ミゾソバ と クサギ萼
ソバ と シャクチリソバ
イヌホウズキ実と花
ムカゴ と ヤクシソウ
ゴンズイ と オオバショウマ
カニクサ と フユノハナワラビ
イタドリ
ブリ山の麓の太田川をさかのぼり、人里と隣接した周辺の観察です。
各所に獣被害を防止する鉄柵が張り巡らされ、人と生きものが共生していた頃の里山とは違う風景です。
草や獣と闘いながら続けている畑の中に、長年手が入っていない耕作放棄の畑も点在しています。
「今年は柿がなっていないなぁ」が参加者の感想でした。
次回は10月22日(火)、林道を使い三川山(888m)の山頂周辺を観察します。
三川山は但馬でもっとも遅く雪が残っている山で、「神鍋山野草を愛でる会」では初めての観察です。
蘇武神鍋とは違った新しい出会いがあるかも知れません。
( izayamiki )
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