2018 9月例会 大岡山
秋雨前線の影響で6日から10日にかけてよく降りました。
災害に繋がらなかったのは、時間をかけてたくさん降ったからで、地域の持つ保水力・排水力の範囲だったからでしょう。
そんな長雨も一休み、11日(火)の例会は曇りの予報が続きます。
早朝の雨も影響して「道の駅神鍋高原」に集まったのは10人でした。
大岡山の観察は毎年行なっていますが、早秋のこの時期は初めて、花は少なくなったものの夏の名残と秋の兆しの両方が楽しめそうです。
ルートは山頂付近からスタートし、林道や大岡寺への旧参道を経て、旧大岡寺跡まで中腹のぐるりを散策します。
ゲンノショウコ
ヤマジノホトトギス
ヤマボウシ (実) クリ
イワカガミ(花跡) ヤマアジサイ
コマユミ(実) ミヤマハハソ(実)
ヒヨドリバナ ハナイカダ(実)
ツルリンドウ アカメガシワ(実)
ダンドボロギク ミズタビラコ
クサギ(実) ノリウツギ
マツカゼソウ ウリハダカエデ(実)
アケボノソウ(蕾) シュロソウ(実と花)
沢ガニ オヤマボクチ
コシアブラ
クマシデ (実) キブシ(実)
崖崩れを越える イタドリ
例によって気になるのはシカによる食害で、食べられた竹笹が枯れ、下草が無くなり、道があちこちで崩れています。
阿瀬渓谷同様にシカが嫌うダンドボロギク・マツカゼソウ・シダ類が、他を押しのけて群生しています。
大岡山は森が豊かで、いろいろな樹木が観察でき、低山ながらブナも生育する貴重な場所ですが、昭和57年の大岡寺の移転とともに数本あった参道も荒れています。
崩れは大岡山の地層も原因しているのでしょうが、荒廃が進み人が入らなくなり、さらに荒れるのが案じられます。
ツリフネソウ モミジガサ
クジャクシダ ノグルミ(実)
アオハダ ヌルデ(実)
クズ タラノキ
ツノハシバミ(実) ミカエリソウ(蕾)
ミツバアケビ(実) サワオトギリ
ナガハノコウヤボウキ
ウツギの残り花やハナイカダの残り実に夏の名残が感じられる一方、春や夏の花が実をつけ、さらに成熟に進む秋も感じます
期待していたアケボノソウ・ミカエリソウは来週には開花するでしょう。
山頂近くはガスが出たり、短時間ですが霧雨が降ったり、崖崩れを乗り越えたりしたものの、下見で倒木など処理がなされ安心して観察できました。
次回は25日(火)、神鍋山周辺を観察します。
( izayamiki )
« 9月第1週 ワレモコウ コシアブラ ミツバフウロ | トップページ | 9月 第3週 イボクサ サワヒヨドリ キクイモ »
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2139433/74195874
この記事へのトラックバック一覧です: 2018 9月例会 大岡山:
« 9月第1週 ワレモコウ コシアブラ ミツバフウロ | トップページ | 9月 第3週 イボクサ サワヒヨドリ キクイモ »
コメント