3月1日の「春一番」の大風と気温上昇で一気に雪解けが進み、神鍋にも早い春の訪れが感じられます。
「神鍋山野草を愛でる会」が今年の活動を開始しました。
会則にあるように我々が大切にしているのは、第2条(目的)「神鍋の自然美の恵みを愛しむとともに、会員相互の親睦を図ります。そして山や野を荒らさず、自然環境を守り保護することを肝に銘じ、活動を行います」のスタンスです。
残雪もわずかな神鍋高原 新年度総会
総会では、昨年同様例会の準備・運営を6班で分担することが決まりました。
一部の役員にかかる負担を減らし、長く活動を楽しむための工夫です。
例会は4月から10月までの第2と第4火曜日の実施を基本とします。
終了後さっそく観察開始です。
神鍋高原の豊かな自然も、シカなどの獣害と人による採掘や外来植物の繁茂など徐々に姿を変えつつあります。
これらの被害に耐えて生き続けているものが大半ですが、人による「コロニー化」の支援を受けて種を保っているもの双方が確認できます。
ヤマハンノキの雄花と雌花 柳の新芽
ダンコウバイ フキノトウ
ミツマタ アツミカンアオイ
ナニワズ シュンラン(蕾)
キンキマメザクラ タムシバ
フクジュソウ ヤマエンゴサク
ミスミソウ
ミヤマカタバミ ショウジョウバカマ
ザゼンソウ
アズマイチゲ キクザキイチゲ
エンレイソウ チャルメルソウ
早咲きで知られるキンキマメザクラも目立たないほど、里の桜が早く開花しました。
ブログ記事の写真はマクロモードがほとんどです。
今まで花だけをクローズアップしていましたが、カタバミのハート型の葉やユキノシタ科のチャルメルソウの葉、イチゲのように葉を入れると違いがわかるようになりますね。
次回例会は、4月10日(火)、シーズンが終わった高原スキー場周辺のゴミ拾いをしながら野草を観察します。
( izayamiki )