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2016年2月

2016年2月23日 (火)

2月第4週 ウメ

寒暖の差が大きく ウメの花も 色合いが悪いようです

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下界では 上旬が咲き始めですが 高原では今が始まり

で例年より少し早いようです  ウメは バラ科のサクラ属

中国原産で 全国に栽培されていて 春を告げる花で有名

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奈良時代に移入されたものですが、日本的な趣を持ち5弁の

形が 神鍋高原で見られる バイカオウレン、バイカウツギ、

バイケイソウ、ウメガサソウ、ウメバチソウ等 日本特有の

花の名前にも 出て来てなじみやすいです。

 果実を楽しむには 授粉用の樹との混植が必要とのこと。

最近は紅梅 の花が少し遅れて 鮮やかな 色で楽しめます

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普通は5弁ですが品種によって6~8個 八重咲きもある様です

                                  (izumi)

2016年2月16日 (火)

2月第3週 ヒマラヤスギ

15日 一変して 雪景色 20cmの雪が積もりました

ヒマラヤスギ  常緑 松の仲間なのに 杉の名前が付きます

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ゴルフ場では 植えられた 大木が見られます 根元は雪が無く

11月に咲く 雄花が 多数落下していて 名前が見つかりました

冬でも スノシュを履いて 散歩して 楽しめるひと時です 

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大木過ぎて 花は 見過ごして しまいますが、雌花が受粉して

翌年秋ごろに 熟す 2年越しの様です 今年の秋が楽しみです 

昨年7月に撮っていた未だ青い実です この時点では名前不明

         7

雪の無い 2月 十戸の滝にも あります

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20m超える大木過ぎて 写真は撮れませんが 枝と滝の姿です

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根元は直径50㎝ 岩に根を下ろし 人が植えた様子は 見られま

せん 種から自生したと思われます,明治時代 初期 日本に入った

外来種でも 日本の環境に適応してきた 姿に感動 しました。

                                     (izumi)

2016年2月 8日 (月)

2月第2週 フキノトウ

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7日日曜日アップ神鍋山頂リフト付近 外国語が飛び交っています

朝30㎝の降雪があり リフトには長蛇の列が見られました 14時。

立春が過ぎ 神鍋高原からの湧水 十戸滝付近で 確認しました

          フキノトウ   キク科 の フキの花 

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年中13℃の湧水でセイヨウタンポポ,オオイヌノフグリ,タネツケバナ

が見られ、 この花は数日前から咲いていた 様子がうかがえます

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本日咲き始めたと思われる 上奥の花を 拡大 しました。

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今まで 少し苦味のある春一番食べるフキノトウとして見ていました

が ここまで拡大して 見たのは初めてで 図鑑から 雌雄別株で

ある事を知りました、花全体が白いのが雌株で 此の株は黄色が

目立つ雄株と思われます、花冠が5裂して花粉出すのが特徴で種が

出来ない様です?、次回から 観察の楽しみがまた増えました。

                                         (izumi)

2016年2月 2日 (火)

2月第1週 アツミカンアオイ

      クロガネモチの果実   

      Photo

皮から鳥もちがとれ、葉柄が紫色していることから名が付く    

果実から同定出来る事が多いようです

 小鳥が 実を 食べに来ていました。

      キクバヤマボクチ ドライフラワー

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 10月末に咲いていた 花が 根を付けたまま立ち枯れていた

    アツミカンアオイ  山地樹林内 に生える常緑多年草

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 2月から5月まで 花が見られます、この株では矢印の下に 

開きだしの花が見られます。

 この花を説明するには 話題が多く 時間がかかります

徳川家紋に使われる アオイの御紋、京都の葵祭 花は地味で

受粉や種の移動が蟻等に助けられ、空を飛ぶことが無いので

移動距離がきわめて小さく 同じ付近で 過ごす特徴があります

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この株の柄 根元には3個の萼片が開いている 地面すれすれ

に咲く姿は 説明するまで 気が付かない 蟻の世界に入る。

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常緑の葉に 蝶のギフチョウ (絶滅危惧種)が卵を 生み付け、

幼虫が葉を食べて大きくなり 孵化して 飛び立つ事で有名です

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 絶滅危惧種の生物の話題から 生物多様性の必要性も話します

2014年4月に ショウジョウバカマの蜜を吸っているギフチョウです

写真上部が頭です 下の方は擬態で攻撃から身を守っています。

神鍋高原では最近 めったに見る事ができません。

                                     (izumi)

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