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2015年1月

2015年1月27日 (火)

2015 神鍋山野草だより 1月第4週

神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんから1月4週目のレポートが届きました。

 
土日は快晴で鹿も19頭迄捕獲が進みましたが、さすがに捕獲後の鹿流通ルートがはっきりしません。
新聞に載ってから、猟友会の悪口しゃべるなとか、鹿肉を食べて健康を害したらどうするとか、鹿解体すると罰が当たるとか 風評被害が急に増えました。
一番いやな事は肉は臭くて硬くて食べられんと昔の話をまことしやかに喋りまくっている人が多数です。
神戸新聞記事21日但馬版(クリックで拡大します)
  Photo_3
20分の報告をしたものですが、記事の内容から誤解を与えかねません。
①昨年の自然観察 発表者は私ですが、一人で捕獲したのでなく、昨年初めて鹿ワナに挑戦した7名のグループ捕獲でこそ成果が上がり、各集落毎に取り組んでもらいたいものです。
②記事では鹿捕獲許可証となっていますが、「ワナ猟狩猟免許」試験合格者に兵庫県知事から与えられたものです。
③17日現在で13頭と発言したのに15頭になっています。
新聞記事も正確に反映されないことがあると思いました。
 
シュンラン 蕾と葉の写真
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ラン科 春蘭 3月に咲く、蕾 左側に鉛筆のキャップに似る。
神鍋高原は積雪により希少な植物がはぐくまれてきました。
しかし温暖化等で少し早く積雪が溶けると、歩き回って餌を探している鹿が葉を食べています。
鹿がいなければとつい愚痴をこぼします。
 
ビワの花 バラ科
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11月~1月が開花時期ですが やはり暖かいのかビワの花が残っていました。
6月頃美味しい実が楽しめます。
給食にビワが出て 種を埋めると芽が出て子供の成長とともに楽しめる植物です。
 

2015年1月20日 (火)

2015 神鍋山野草だより 1月第3週

神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんから届いた1月3週目のレポートです。

 
17日発表会は94名の参加のもと6団体が参加しました。
愛でる会は昨年1年間の活動を報告して、今年は大岡山を定期的に自然観察します。
鹿も14頭捕獲しました。
2月14日に鹿サミットを開催します。


スノーシューで観察
Photo
愛でる会としては初めて1m超える積雪をスノシューを使用して観察しました。
スノーシューは新雪の上を5cm程踏み込み、滑ることなく歩く事が出来る道具です。
昔のガンジキに該当する道具で長靴で履く事が出来ます


ノキシノブ
 

Photo_2
シダの仲間で、緑の葉を付けて大木の樹皮に生えています。
1mの積雪だから目の前で写真が撮れ、新しい発見があります。


タムシバの冬芽 もくれん科
Photo_3
但馬の春3月に山を白く染める程目立ちコブシと間違えられている花です。
違いは開花した時、花の付け根に小さな葉が1枚ついているのがコブシで、タムシバは葉が展開しません。

アカマツの瘤の姿
 

Photo_4
冬は落葉して樹皮の姿がよく観察できます。
今回もアカマツの木の瘤が変化して、見る方向によってイヌ、ウサギ、等に見えてそれぞれが好き勝手に表現していました。
皆さんは何に見えますか?
  

2015年1月13日 (火)

2015 神鍋山野草だより 1月第2週

神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんから1月2週目のレポートが届きました。

 
アップ神鍋スキー場 北壁下のスーパーキッズウエイ
Photo  
初めての子供スキーに、おすすめの練習コースです。
国内最長で全長150mの動く歩道(屋根付き)が利用できます。
利用料金もリフト券でも利用出来ますが、スーパーウエイ専用券が大人も子供も1日券1500円です。
安全で、早くボーゲンまで上達出来ます。
お孫さんを連れてのスキー指導にぜひお出かけ下さい。
動く歩道の乗車時間は5分でした。
 
ジョウビタキ の訪問写真
Photo_4
我が家には 春ツバメが良く訪問してきますが、留守が多く車庫のシャターは閉め切ります。
今回はジョウビタキがシャターを開けると同時に入ってきて、人を怖がらず鏡に向かってホバリングして楽しんでいるようです。
カメラを向けてもポーズをとります。
ロシアからの渡り鳥の様ですが しばらく 癒してくれて有難う。
 
アセビの蕾
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ツツジ科の有毒植物で鹿は食べません。
和名 馬酔花 で、馬が食べると酔ったようになることから名がついたようです。
花は3月に咲きますが 毒で鹿などの動物に食べられない生命力は学ばなければなりません。
どうしたら鹿を減らす事が出来るのか人間も行動を起こさなければなりません。
私達が昨年から捕獲している鹿も11日迄11頭になりました。
鹿肉をジビエとして流通するルートを作りましょう。
ヨーロッパでは当たり前で食卓に上がっているようです。
 
但馬の自然を考える事例発表会案内(1月17日)
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1月17日(土)13時30分 じばさん但馬で開催されます。
昨年の神鍋高原での観察から、近年鹿被害に遭っている植物の危機について報告し取り組んできた事を発表します。
多くの方の参加・交流をお願いします。

 

2015年1月 6日 (火)

2015 神鍋山野草だより 1月第1週

神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんから新年のレポートが届きました。
雪に覆われてた神鍋高原ですが、20日には冬の散策会も予定されていて、この時期ならではの情報を送って頂けるしょう。

新年おめでとうございます。
今年も宜しくお願いします
今年も神鍋高原の魅力をお伝えしていきます。
初日の出
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今年の課題は・・・・
①残り40種で1,000種になる花カレンダーの完成
②800年の歴史が刻まれている竹野、八代、奈佐、神鍋を裾野にする 大岡山 を定時、定点で自然観察する
③鹿対策の取り組みで 囲いでなく 捕獲で行動する。 
④希少植物、特定外来植物の問題も地域と一緒になって取り組みを考えて行く等。
これらを楽しみながら活動をしていきたいと思います。
 
ツバキ科 サザンカ
Photo_3
真冬でも見られる花 サザンカ(山茶花)。
10月から3月、名前の由来は中国語で(さんさか)の読みからきたとか。
私はこの物を食べるチャ毒蛾の毛虫に触れたかぶれで大変な事を記憶しています。
しかし今の時期花はこれだけです。
ツバキとの見分けかたは花弁がバラバラで散るので、地面を見ると判別できます。
しかし同じツバキ科で溶岩流で沢山見られるヤブツバキと自然に交雑して生まれた、サザンカが冬から春まで咲き、ヤブツバキとバトンタッチします。
ヤブツバキは花弁はまとまって落ちるので直ぐ解かります。
 
ネムノキの樹皮鹿被害
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1mを超える雪でも、水路が鹿の獣道になって、餌が少ないのかネムノキの樹皮をかじっています。
この季節山の鹿は足跡も無く見かけなくなりますが、食事しながら里に下りて行くと思われます。
しかし本当の山奥の鹿は 人工林(杉、檜、竹藪)等をねぐらに生活して、樹皮や落ち葉等食べ忍んで雪解けとともに常緑葉を食べ尽す雪国特有の生活を学んだようです。
そんな場所も見つかりました。
  

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