2014 神鍋山野草だより 12月第1週
12月の声を聞いたとたん一気に寒くなりました。
今日辺りは神鍋山は初雪を観測しているかも知れません。
神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんから12月第1週のレポートが届きました。
先日の小春日和には春の花が見られました。
ザゼンソウ群落を囲った鹿よけネット
豊岡市は平成26年度予算で市内10か所に鹿による食害防止ネットを取り付け、神鍋高原でも3か所設置、それぞれザゼンソウ、オケラ、タジマタムラソウの希少種が有害獣から守られました。
ワナに掛った鹿
希少植物を守るのは柵だけではだめで、ワナによる鹿捕獲が一番の近道です。
市では有害獣対策に1億近い予算を計上していますが、その中でもワナによる鹿捕獲が一番効果を上げています。
集落ごとに鹿捕獲グループを結成し、成果を上げる事を訴えます。
ムラサキサギゴケ
ゴマノハグサ科 サギゴケ属 ムラサキサギゴケです。
普通4~5月ですが冬の小春日和にも咲きます。
花は1,5~2㎝ 紫色した、鷺に似た姿でコケの様に繁殖する様子から名が付いたとか。
雌シベ1個と雄しべ4個内2個が長い。
サギゴケ
花色が白の物で高原では1か所で見られます。
花弁は上唇は2列、下唇は3裂、萼は鐘形で5裂していて、下花弁は黄褐色の隆起した斑紋があり 毛が生えています。
花柱の先は上下に2列して柱頭に触れると分かれていました。
花柱が閉じしばらくするとまた開く、柱頭運動が見られます。
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