2014 神鍋山野草だより 9月第2週
神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんの9月第2週のレポートが届きました。
(どの写真もクリックで拡大します。)
天候不順からやっと抜け出しましたこれから秋の草花が咲き出すシーズンです。
鹿の被害も出ています。
阿瀬渓谷のザゼンソウも猪が根を掘って食べるなどほとんどが被害を受け、春の花が一つ無くなりました。
阿瀬渓谷のザゼンソウも猪が根を掘って食べるなどほとんどが被害を受け、春の花が一つ無くなりました。
ぞうの足跡看板
神鍋高原で植物を愛でることは、3つの地層を歩いていることになります。
一つは 2万5千年前の火山であったスコリア、溶岩流 神鍋山等
二つは 2000万年前の日本海の海底であった 蘇武、三川、大岡山
三つは 5000万年前の中国大陸であった場所 ゾウの足跡化石エリア
日本列島誕生のロマンを感じながら そこに生き抜く植物の不思議を観察し、人とのかかわりを知り楽しみましょう。
雄花は黄色い雄しべが目立ち 直径6㎜で深く5列し光沢がなく柔らかです。
雌雄同株で ウリ科のスイカ等と同じ植物です。
雌花は下部の子房が目立ちます。
ツルが垂れ下がり地中にもぐって肥大した根を作り越冬します。
実から遠くに移動していく方法と根からも繁殖する優れものです。
8月12日紹介したカラスウリと同じ特性です。
果実がカラスウリより小さいことから、スズメの卵のような実から名が付いたようです。
果実は直径1cmではじめ緑色ですが熟すと灰白色になります。
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