2014神鍋山野草だより 6月第1週
夏日や真夏日を繰り返しながら、いよいよ6月に入りました。
神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんの6月第1週のレポートが届きました。
(どの写真もクリックで拡大します。)
6月1日湯の原温泉の露天風呂の風景です。
はや5月が過ぎましたが今年の春は、山は大雪で5月18日でも蘇武岳や三川山は残雪で車は通行できませんでしたが、高原では急にあったかくなり夏の花が1週間早く咲く異常気象となっています。
例年以上に苗の生育が悪く、田植えも遅い状態で未だ植えてない田んぼがあります。
ビャクダン科 ツクバネ属 ツクバネです。
半寄生植物で雌雄別株です。
半寄生植物で雌雄別株です。
杉、檜、松などの根に半寄生し、自らも光合成を行い栄養を作り、生育地は乾燥する檜、杉林の斜面で限定されます。
若葉は食べられ、若い果実も塩漬けにして食用にするとのこと。
花は葉の色と同色で見つけにくく、2mmぐらい花はなかなか写真に撮れません。
名前の由来はこの実を衝いて遊んだことと、羽根突きの羽に似ていることのようです。
雌株の晩秋の実
ツクバネの名前が付くツクバネソウ(草)、ツクバネウツギ(木)など多く有りますが、名前の由来は同じような意味です。
この植物はもはや独立して自立できる木本だと思うのですが、なぜ半寄生しなければならないのか、それも針葉樹を好む理由はなぜ生息範囲を狭めなければならないのか、疑問が募ります。
何か情報があればお知らせください。
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