2014神鍋山野草を愛でる会 6月例会後半
6月例会後半の部は24日に阿瀬渓谷周辺の観察でした。
4月例会で24日に阿瀬川をさかのぼって金山廃村まで観察しましたが、今度は若林川に沿って妙見山へと続く参道を登り、最高点の洗心台で昼食、阿瀬川にある関電取水口から駐車場まで下る延べ5時間の長丁場です。
洗心台の高度は700m弱で、ちょっとした山登りを味わいました。
タケニグサ マツカゼソウ
トンボソウ(蕾) ヤマアジサイ
マタタビ(花) ショウキラン
眺めのよい洗心台で昼食
林に下草や笹が全くといってよいほどなくなり、裸地状態で広く見通すことができました。
また各所で鹿の好物?のリョウブやナツツバキなどの樹皮が食べられています。
その一方で、鹿が食べないタケミグサ・マツカゼソウ・アセビ・テツカエデ・ミツマタ、フッキソウなどの不嗜好品が幅をきかせていて、阿瀬渓谷のシカ被害は相当深刻でした。
イワガラミ ツルアジサイ
人里の農作物を荒らすシカ被害は知られていますが、植物や森林など自然環境が壊されつつあることを声を大にして訴える必要があります。
土曜日に登った法沢山周辺で、翌日の日曜日鹿の一斉駆除が行われましたが、仕留めたのは一頭だけだったそうで、捕獲の困難さを思わせます。
行政も鹿の狩猟免許(ワナ・銃)の取得講習を行うなど駆除に力を入れ出しました。
鹿と人間との闘いは相当長く続きそうで、負けるわけにはいきませんね。
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