2014神鍋山野草だより 4月第4週
神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんの4月第4週のレポートが届きました。
(どの写真もクリックで拡大します)
神鍋高原春が来ました。
原生林に近いブナ林は豊かな森の代表です。
民家の直ぐ近くの新緑が始まった現風景です。
ブナの芽吹きが始まった高原
ブナが芽吹いて新緑が平地から1日毎に蘇武、三川の頂上向かって移動するのが 朝起きて窓から見える春の楽しみです。
未だ山の頂上への林道は残雪で行けません。
15日神鍋噴火口の草焼きがありましたが、火口底には未だ雪が残っています。
毎年野焼きすることで植物が守られているエリアです。
草焼き跡の噴火口(一部に残雪)
この場所は円形すり鉢状で溶岩魂、スコリア等からなり草本と低木の育成する場所で鹿等の被害から守られている唯一自然度の高い草原で、草の芽吹きはゴールデンウイークごろです。
自然と共に生活出来る幸せを感じます。
ホンシャクナゲの花が満開を迎えました。
ホンシャクナゲ(ツツジ科)
40年前には神鍋高原で良く見る花でしたが、今はほとんど見かけなくなりました。
しかし家の庭ではホンシャクナゲが見られます。
採取ブームの後遺症で、今は鹿が最後の止めを仕掛けています。
三川や妙見の集落では守るため、ネットなど大変な苦労をされていて、シャクナゲの花よりネットが目立ちます。
本格的な保護活動をする代表的で大型の美しい、ツバキ科の花です。
ゆとろぎ温泉跡地にホンシャクナゲの寄付活動を呼び掛けようと思っています。
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