2014神鍋山野草だより 3月第1週
神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんの3月1週のレポートが届きました。
今日も朝-4℃快晴スキー日和、万場山頂からの風景写真でやはり1月2週も載せた豊岡四山が映った写真 左から来日山、矢次山、大岡山、手前に御机山、中央に神鍋山。
前回は豊岡盆地の雲海ですが今回は整地された奥神と万場を連絡する四季の森コースの眺望お楽しみ下さい。
まだまだスキーは楽しめます。
万場山頂
今回の花はアツミカンアオイです。
ウマノスズクサ科で冬場でも枯れず常緑で青々していることから名が付いたとか。
アツミカンアオイ
この葉は春の妖精ギフ蝶の食草として有名で、蝶の愛好家は最近見られなくなっているとのこと。
ギフ蝶
ギフ蝶は神鍋高原で見られます。
ツツジの仲間コバノミツバツツジやユキグニミツバツツジの蜜を求めて、早春3月下旬4月飛び交いアオイの葉裏に卵を生み付けます。
動物と植物が共生している貴重な種です。
さらにアオイはアリが受粉や種の持ち出しを助け、1万年で1Kmしか移動することが出来ないらしく、見つけた場所でとても長い年月が経っている等大切に愛でなければなりません。
簡単な野草でも長い歴史があるのですね。
コバノミツバツツジ
ユキグニミツバツツジ
« 2014神鍋山野草だより 2月第4週 | トップページ | 但馬のシカ被害を考える会 »
「神鍋山野草だより」カテゴリの記事
- まるで梅雨本番の天候です夜の観察が楽しい(2022.07.19)
- 五月晴れが続きます 今年初めて見る花は感動します(2022.05.18)
- 五月晴れ 神鍋山は 新緑真っ盛り 多くの人でにぎわいます(2022.05.04)
- 桜が終わり春の花盛りシーズンに入りました(2022.04.20)
- マツ科の植物の不思議(2022.01.11)
コメント