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2014年2月

2014年2月25日 (火)

2014神鍋山野草だより 2月第4週

神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんの2月4週のレポートが届きました。
(どの写真もクリックで拡大してお楽しみください)

23日から快晴がしばらく続きそうです。
神鍋高原西気地区は積雪1mでスキー場はしっかり2m超えて3月も楽しめます。
銀杏並木から大杉山1007mの雪景色を望む
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この山の頂上は見晴らしが良く、神鍋高原全体が見渡せる一番のポイントです。
豊岡市役所発行トレッキングガイドでは杉の巨木と紹介されます。
 


24日は気温 8度を超え清滝地区は雪は少なく十戸は田畑には雪はありません。
熔岩流コース(十戸~八反)でも花が楽しめました。
ネコヤナギ(タニガワヤナギ)ヤナギ科 
Photo_3
ふっくらとした花序を猫の尾に見立て命名したと言われています。
図鑑では3月とあるがやはり12℃の湧水によって早い春が来ているようです。
雌雄別株で葉の展開前に開花します。

この花は雄か雌解りませんが、早春の柔らかい光の中で銀色に輝く姿は春の訪れが近い事を告げてくれる風物詩です。 

これからは花物語に不足なく堪能出来ます。 
次回以降もどんな花が登場するか予想して お楽しみに。 


      

2014年2月22日 (土)

但馬の自然を考える事例発表会

自然環境に恵まれている但馬ですが、近年絶滅が危惧される動植物が増えています。
その中で生物多様性の保全や育成活動を行っている団体の事例が発表されました。
高校生によるラムサール湿地での活動
P2220001_3発表は「三川権現等でのシャクナゲ保存活動」「矢田川での保存活動」「神鍋高原での稀少山野草の調査・保全活動」「高校生によるラムサール湿地調査・保全活動」の4団体です。
会場は自然保護に関心を持つ団体や個人の参加で満員、用意された資料が足りなくなるほどでした。
高校生による湿地調査で、絶滅危惧種に指定されているヒヌマイトトンボが確認されている様子は、但馬の自然の豊かさを物語っています。
「神鍋山野草を愛でる会」案内人 泉さんの発表
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「この会は平成21年に地元会員20名で発足して以来5年が経過致しました。3年前にジオパークに承認されたのを機会に神鍋高原の自然豊かな場所を自然環境のままで一定のエリアを定期的に観察する方法にしてから、1年目400種、2年目300種、3年目150種と神鍋高原で見られる野草花も今日までに850種も楽しんで会員も52名まで増え、観察した花も写真で残し道の駅に展示しどなたでも楽しんで頂ける様にしています。

しかしながら、発足当時は考えもつかなかった問題も出てきました。
花の名前を図鑑等で調べても解らない時の最終的な相談場所が無かった事、観察した後のタジマタムラソウが誰かに盗掘された時の悲しみ、山野草ブームによる大掛かりなコシアブラ採取被害、ゴミ問題、外来種問題・・等々です。
又、最近では増えすぎた鹿の被害が深刻で、渓谷のザゼンソウやサンカヨウ等に大きな被害が出ています。さらに住民の方々の中には山野草は雑草として見ている人も多く、モミジを植えた事でアケボノソウがその場所で消えてしまった事、又観光地として美しく見せる為、花が咲く前に刈り取るカセンソウ等新たな悩みも増えました。

その中にあって昨年は神鍋高原で18年ぶりに発見したナツエビネや、結成して初めて見るツチアケビを猪や鹿被害と盗掘から守るため地主の了解の元、貴重種は囲いをして守りました。
会員も兵庫県下を始め鳥取県からも集まり、昨年全行事に参加された1名の会員が初めて出ました。

今年も清滝地区や、阿瀬渓谷を地元の方と協力して山野草の愛で方、又その自然環境を守る大切さを発信して草花を大切に愛でる取り組みをこの地から広めてゆきたいと思っています。
3月~11月の期間月2回(第2と第4火曜日)の行事を会員の声を聞きながら楽しみ、一つでも名前を覚え、心身共にリフレッシュし活動を続けて行きます。」
                                       
配布された「1月分花カレンダー」
Img_20140223_0001_4 それぞれ熱心な活動が報告されましたが、①但馬全域に広がる深刻な鹿被害②保全再生活動の中で外来種の繁殖や遠隔地からの苗の移植で起こる生物多様性の変化③ゴミの不法投棄、植物の持ち帰りなどの問題点が指摘されました。


 
 

2014年2月18日 (火)

2014神鍋山野草だより 2月第3週

神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんの2月第3週のレポートが届きました。
(どの写真もクリックで拡大してお楽しみください)
ナニワズ(雌株)
Photo    
雪深い地方で長い冬ごもりから残り雪の間で黄色の花を2月~4月に咲かせる神鍋の樹木 春一番の花。
3年前までオニシバリと呼んでいましたが先生に指摘されました。
しかしその違いがよくわかりません。
山渓ハンデイ図鑑4によると ナニワズは写真が無く名前だけ紹介され、北陸地方以北と書かれていますが、雪国の神鍋高原林内では良く見られます。
有毒で 鹿が食べずに生き残っているジンチョウゲの仲間で、この他カラスシキミ、ミツマタが見られます。
雪に強いのか背丈は40cmぐらいで、茎はしなやか手で折る事は難しく、雌雄別株で夏は落葉します。
珍しい木でこの写真は雌株です。
6月頃赤い実が付いているのを確認しています。
オニシバリなら鬼を縛る事が出来るほどしなやかと覚えていて別名夏坊主は夏落葉することによりますが、ナニワズの名前では長野県の方言だとか名前の由来がはっきりりしませんが、私の一番気に入ったのは    
      
 {難波津に咲くや此の花冬ごもり
                 今を春へと咲くやこの花}

その昔手習いの初歩手本であった文章から来たと思われるでした。
この花とはウメの花らしいですが ナニワズと難波津が花の時期とダブったとか・・・。
一つの花の名前からこれほど深い検索が出来たとは楽しい時間でした。

2月上旬温かい日が続き雪が少ない時の写真です。

鹿被害シロダモ          ナニワズ以外が鹿被害 
Photo_4 Photo_5
付近の杉林内にはシャガ、笹、アオキ、シロダモ等緑の葉は食べつくされ、ナニワズだけが残っている風景はあちこちで見られます。
冬、鹿は食べ物が無く雪が解けるにつれ、ことごとく緑を食べつくす姿はかなしい限りです。
早く対策を打たなければなりません。
  
 

 

2014年2月11日 (火)

2014神鍋山野草だより 2月第2週

神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんの2月2週のレポートが届きました。
(どの写真もクリックで拡大してお楽しみください)

<おしらせ>
「神鍋山野草を愛でる会」の活動や案内人泉さんのレポートは、「道の駅神鍋高原」のホームページの右側「神鍋山野草を愛でる会」のバナー(空色)からどうぞ。
(山野草を愛でる会の記事につながります)

4日夕刻から1週間実によく雪が降ります。
全国的にも40年振りとかの大雪ですが、神鍋高原は現在の積雪は1m50cmになりました。
主要道路は15㎝の積雪で除雪されるので交通には差し支え無しです。 
家の前の庭木に積った姿は樹氷でなく樹雪です。
神鍋山のカーブと雪をかぶったカーブは自然の曲線です。
新雪40cmで写真撮りました。

神鍋山
Img_3056_2
冬の樹木は葉を落とし細い枝で寂しい感じがしますが、スキー場で見かける樹木「ミズメ」はカバノキ科でこの時期で初めて名前を知りました。
樹皮を傷つけると樹液が出ることから名が付いたとか。

ミズメ
Photo_3
手前の左の樹木は普通の落葉樹ですが右の樹木の幹は桜の樹皮に似ています。
枝先に付けた花芽が目立ち賑やかな振る舞いで目立ちます。

ミズメ雄花冬芽や混芽冬芽
Photo_5
枝を採取するとサロメチールの匂いがします。
雄花の冬芽長さ3cmが細い枝の先に4個付き、その下に雌花と葉の混芽が6㍉程で春の準備しています。
その枝の下に葉痕が数段見えますが、段の数だけかかって生長したことを示しているそうです。
大木にもこんな不思議が潜んでいたんですね、葉や花が楽しみです。
  

2014年2月 4日 (火)

2014神鍋山野草だより 2月第1週

<おしらせ>
道の駅神鍋高原のホームページの右側「神鍋山野草を愛でる会」のバナー(空色)からこのブログを通じて、会の活動や案内人レポートにつながります。

神鍋山野草を愛でる会案内人、泉さんの2月1週のレポートが届きました。(どの写真もクリックで拡大してお楽しみください)

神鍋高原入口に当たる十戸の国道脇に但馬山岳県立自然公園の石碑が建てられています。
1959年7月に指定され、氷ノ山・後山・那岐山国定公園とともに山岳で大岡山、渓谷滝で十戸滝、高原では神鍋高原を含めて解説しています。
5日朝40cmの新たな積雪があり、立春とはいえ真冬にになりました。
但馬山岳県立自然公園碑
Photo_5

2月は春に咲く花芽をお送りしようと思っていましたが、2日も最高気温が12度を超える暖かい日が続き、今年初めての花が咲いたので変更して紹介します。
 

山から5キロ下ったところ十戸(じゅうご)の滝があります。
そこは神鍋高原で地下水となり年中水温12℃の湧水があちこちに出ます。この場所は外気温10℃を超えるとセイヨウタンポポ、オオイヌノフグリ、コハコベ、タネツケバナが見られました。
さすがに自然環境が豊かであることを再確認しました。

セイヨウタンポポ
Photo
オオイヌノフグリ
Photo_2
ニジマス、ワサビを育てバイカモが咲く場所でもあり、山野草のスポットです。
積雪は神鍋高原では50cmですが、ここは見当たりません。
スイセンが開きかけでびっくりしたのは、ミツバチが蜜を求めて止まっていて写真を撮りましたので見て下さい。
2月でも気温が上がれば昆虫が活動することに感動です。

スイセンとミツバチ
Photo_3   

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