神鍋山野草だより 10月第5週
10月は5週目となりました。
「神鍋山野草を愛でる会」案内人泉さんからのレポートです。
台風27号、28号の長雨が続き山歩きは出来ませんでいたが、一週間振りに出かけました。
気温も最低気温が10度を軽く下回り、紅葉の季節へと移行します。
サザンカが咲きだし、リンドウやセンブリ、チャノキ、キクバヤマボクチが見頃です。
昼間の気温が20度近くになると、春に咲いていたセイヨウタンポポ、カタバミ、ムラサキサギゴケ、コウゾリナ、スミレの種が見られ、夕日に照らされススキの穂がきれいです。
今回はキクタニギクです。
黄色い12ミリ~20ミリの花が密集して咲いていました。
名前は京都地方の地名に由来するとか。
自然環境で見れば覚えやすい名前で、別名アワコガネギク。
近畿地方~岩手県で10月~11月一般的菊のシーズンと同じで、浜坂や香住でもみられるそうです。
図鑑には菊渓菊と1ページに掲載されています。
キクタニギク
山地のやや乾いた崖に群生して高さ1~1,5mぐらいで、最初はヤクシソウと間違えていて近づくと菊と同じ花弁でした。
秋の山道で園芸種に似た花に出会えるとは思っていませんでしたが、れっきとした山野草です。
この周りにも紺や白色のノギクやアザミ類が一杯咲いています。
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